勃起不全(ED)
内容
勃起不全とは満足な性交渉をするために十分な勃起を発現できない状態と定義されています。
何か原因があっておこる器質性と原因がない心因性に分けられます。
器質性
糖尿病、高血圧、高脂血症など生活習慣病に合併したり、直腸、膀胱、前立腺など骨盤内臓器の手術を受けたあと神経の障害で起こったり、男性ホルモンの低下やプロラクチンの増加で起こったりします。
心因性
過去に失敗したことがある、子供を作りたくないなど性交渉への恐怖感や拒否から起こることもあります。
検査
十分なカウンセリングの後、尿検査、血液検査(一般検査、ホルモン検査)、高齢者の方には心電図など行います。
治療
カウンセリングのみで問題ない方を除き、現在はバイアグラ、レビトラなど経口薬が第一選択になります。
最近の経口薬の進歩は目覚しく、かなりの治療効果が望めます。
勃起にかかわる神経に障害がある場合、プロスタグランディンE1の陰茎海綿体内への注射を行う場合もあります。