膀胱炎

内容

膀胱炎

膀胱内に細菌感染を起こした状態で、頻尿、排尿時痛、血尿や残尿感などの症状が起こります。

急激に起こり治療により速やかに軽快する急性膀胱炎と治療に抵抗する慢性膀胱炎があります。

頻回に膀胱炎を繰り返す場合、原因が隠れている場合がありますので泌尿器科専門医へ受診する必要があると考えられます。

検査

検尿を行い、尿中に白血球が出ていないか調べます。
また、尿の培養を行って、起因菌の同定を行います。
治療に抵抗する慢性膀胱炎の場合、原因精査のため造影剤を使った排泄性腎盂造影検査が必要なこともあります。また、超音波検査にて残尿の有無を調べます。

治療

急性膀胱炎の場合、水分の摂取に努めること、抗生物質の内服で通常約1週間で治癒します。

慢性膀胱炎の場合、細菌感染があれば少量の抗生剤を少し長い間内服していただいたり、原因疾患の治療を行います。細菌感染がなく、原因疾患がない場合、基本的に治療はいりませんが、排尿時の不快感が強い時は症状を抑える内服治療を行います。